真綿布団について

【真綿=◯◯◯】

真綿とは、シルクと思って頂いていいです。

真綿布団の特徴としては吸湿性・放湿性に優れていて、蒸れを防いでくれます。
人間の肌に一番近いと言われているお布団です。
軽くて柔らかいので、まるで風に包まれているような感覚を持てます。
気持ちいいので抱いてみると、その柔らかさに魅了されます。
一年中、真綿で寝たいと思ってもらえるはずです。
(抱いて寝たくなるので、抱いてみると…?
真綿布団は柔らかさが特徴なので、抱いてみても厚みはありません。
抱いてみても身体と一体化したように縮小されて、腕から放すと、ここで真綿のふわふわパワーが発揮され、約3秒程で元の状態に戻ります。いつも洗い立てのふわふわ状態のようなんです!)
真綿布団の柔らかさを味わうには身体の上からかけてあげるのが一番気持ちいいと思いますが使い方はお好みで♩
素肌を心地よく保ち、自然に身体にフィットし、保温性にも優れています。保湿性は高いのに、
そして、静電気が起こりにくい素材になるので、ホコリやチリなどを寄せつけづらく、消臭効果もあるので清潔で衛生効果もバッチリです。
真綿はアミノ酸を含んでいるので、皮膚細胞を活性化させ健康的な素肌を保つことができると言われています。

【安い真綿布団?!】

やないへご来店されたお客様の中で、「安い方の真綿のお布団が欲しいんですが」と尋ねて来られる方がいらっしゃいました。

安い真綿布団?!

これは、お客様が真綿には安いものと高いものがあると勘違いされていると思ったので、
スタッフがお話しを聞くと、真綿布団をWEBサイトで検索したら、ショッピングストアや通販サイトで安い真綿布団を見つけたと。
安い真綿布団と、高い真綿布団のどちらも写真画像がネットサイト上に載っていたから、どちらとも見てみて、見た目はそんなに変わらない気がしたけど、実際の肌触りなどはわからないから、どう違うのかが気になり、ネットで買うのはやめて、実物のものを触ってみてから真綿布団を買いたいと思い、来店してくださったと。お話ししてくださいました。

まず、スタッフはお客様にお伝えすべき事をお話ししました。
『安い真綿布団というのは、本物の真綿布団ではないと思われます』

お客様が少しキョトンとされたので、ご説明しました。

まず、『真綿布団』をネットサイト上で検索されると、たくさんの真綿布団という商品が出てくると思います。

その中で一万円以下で買える商品もあれば、十万円以上する商品もあると思います。
もっと安かったり、高かったり、お値段はばらばら。
安価なものはたくさん出てきますが、本物の真綿布団なら、十万円以上の物が本物の真綿布団の可能性が高いです。ですが、十万円以上の物であっても、本物の真綿布団かどうかは断言できません。
真綿布団100%なのか?
混同されて販売されている名目上の商品名“真綿布団”というものも出回っているでしょう。
十万円だった真綿布団がセールで半額で売り出されていたとしても、その真綿布団が本物の100%かどうかは危ういです。
セール度お得だと集客のためのお店側のパフォーマンスかもしれません。

お客様から、“本物”の真綿布団の見分け方を教えて欲しいとご希望があったので、ネットサイト上で見極めれる最低限の事を一緒にサイトを見ながらお伝えしました。

まず!!
画像や動画に惑わされない事です。
商品を作っている過程を画像に載せているお店が多いですが、蚕(繭の系)などの画像を載せられていますが、真綿の元になっている蚕の画像を使われている事で、『本物の真綿だ』と思ってしまいそうになりますが。
確かに安い真綿も蚕から出る系の繭を使って布団を作っているので、『真綿布団』と呼んでも間違いではないと思われますが。
ですが、梁井布団店にある真綿布団とネット上で安価に売られている真綿布団とでは歴とした違いがあります。

WEBサイト上であるお店(ショッピングサイト)の7,000円以下の『真綿布団』の商品ページをクリックしてみると、蚕の画像や繭の画像が載せられていて、作る過程も詳しく説明があり、信用出来そうなお店だと思いました。
商品ページを見ると、“ちゃんと繭の糸で作ってあるから本物の真綿布団だろう”と思ってしまいそうです。
私が真綿布団の事を知らなければ、そう思ってしまうだろうという内容でした。画像もたくさんがあり、信用もできそうだと思うでしょう。
真綿布団の作る過程を知らない方にとっては、ページの最後まで見ても、
いい商品な気がすると購入されるかもしれません。
ですが、7,000円なんです。
布団屋さんの私達が見れば、7,000円の真綿布団なんて…ビックリなんです。

商品詳細を見てみると、
商品名には『シルク』、つまり『真綿』という意味の言葉が入っていますが、商品の素材の部分を見ると、
素材:コットン100%、中身:シルク100%と記載されています。

素材の部分がコットンになっていますよね。
中身がシルク100%だから素材がコットンって、どういう事?と思いませんか。

こちらのお店が『真綿』の事を『シルク』と言っている事から、『コットン』は『真綿』の意味では使用していないと思います。
紛らしいかもしれませんが、『綿』=『コットン』で、『真綿』=『シルク』と理解して頂けると良いかと思います。
コットンは、綿のこと。
なので、こちらの商品は素材は綿で中身はシルク。
これでも少しわかりづらいですね。

他の10,000円以下のシルク(真綿)布団の商品ページを見てみました。

商品名には、『シルク肌掛け布団』とありますが、商品詳細を読むと。
おやおや?
商品詳細の部分は
■素材:コットン100%
■中身:シルク100%

またもや、素材はコットン、中身はシルク。

他の『シルク布団』のページでは、
[ふとんがわ]綿100% [詰もの]シルク100%
■サイズ(約cm)/150×210
■中わた重量/約0.4kg
■中国製

皆さん、お気付きになられましたか?
■中国製と記載がありました。
他のお店は中国製とは書かれていませんでしたが、おそらく中国、または日本国内生産では無いと思います。
(因みにですが、中国の蚕を日本に持ってきて、日本の工場で作られると、日本製と記載していい事になります。
ここは、販売されている会社に問い合わせて詳しく聞くしか無いのですが)

ただ、明らかに安いシルク(真綿)布団は、蚕が日本製で日本で生産された物では無いと言えるでしょう。

他にネットサイトで見て頂きたいところは、詰め物の量(重さ)です。
安価な真綿布団の商品ページを見てみると、
商品詳細には
■側生地:コットン100%(ガーゼ地)
■詰め物:絹100% 詰め物重量:0.5kg
■日本製
とありました。(日本製と書かれていますが、先程お伝えしたように、中国からやってきた蚕の繭の系を使って製造されていたら日本製と記載できます)
詰め物重量が0.5g!!
とってもとってもとーっても薄いです。薄すぎるくらいです(;;)
薄ければいいってものではないのです。

十万円以上はする本物の真綿布団の中で一番安価なものでも少なくても(シングルサイズで)1.2kgは詰めてあります。
なので、中国製の繭の系を使用して真綿布団を作っているのだとしたら、この時点でも、ふわふわ感が違うのですが、更に真綿の量も少ないとなると、ペラペラなのです。
購入したばかりの頃はふわっとしているかもしれませんが、洗ってみるとふわふわさが戻らないというケースをよく聞きます。
じゃあ、同じ量(重さ)の中国産の真綿が詰めてある真綿布団なら柔らかくて良いものなの?と思われた方もいるかもしれませんが、産地が違うだけで大きな違いです。
真綿布団をヤナイへ購入しに来られるお客様は、安いシルク(真綿)布団を購入して、すぐにダメになり、ちゃんとした真綿布団を買おうとやって来られる方が多いんです。
これだと、最初から本物の真綿布団を買っておけばよかったですと、よく言われています。
いくら安くてもすぐにダメになってしまうのでは、勿体無い買い物になってしまいますね。

何度もお伝えしますが、本物の真綿布団は、中国の真綿とは全くの別物で、ふわふわで肌触りはスベスベです!

真綿布団の事をあまり知られていない方がネットサイト上で売られている『真綿布団』を本物の真綿布団かと見分けるのは難しいと思われます。
手で触れないので、画像などを参考にして買われる方が多いと思いますが、もしクチコミ評価が載っていて、
高評価な商品であっても、そのクチコミは“値段の割に軽い・柔らかい・気持ちいい”と書かれている物が多く、
本物の真綿を求めて買われた方にとっては、『これは真綿布団とは呼べない』と思われるのではないかと思われます。
なので、“安価で軽い・柔らかい”お布団を求めている方は真綿布団でなくても満足されるのかもしれませんが、
本物の真綿布団で眠りたいという方は、安価な真綿布団をネットサイトで買われるのはオススメ出来ません。

”真綿布団がいい“と思われている方は、ネットサイトから買われる前に、ヤナイでも、他の寝具店様でもいいと思いますので、真綿布団に触れてみてください!(量販店ではなく、布団やベッド等の寝具専門店ですと、国産の真綿布団をご用意されていると思います)安価な真綿布団とは全く違います。

触ってみるだけで、“最高に気持ちいい”と知れるので、触ってみるだけでも来店されてもいいですよ(^^)

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